こんにちは!
ボディコントロール講師の佐野雅俊です。
先日、2月15日(日)に神戸で開催された
競歩の日本選手権を現地で観戦してきました。
トップ4位までが世界新記録という、
非常にレベルの高い、
見応えのあるレースでした。

競歩はルール上、
片足が常に地面に接地していなければならない
接地した前脚は、
体の真下(垂直)に来るまで、
まっすぐ伸びていなければならない
という制約があります。
そのため、どの選手も一見すると
同じようなフォームで
歩いているように見えます。
フォームがきれいでも、
スピードが出ない選手がいる
しかし、実際に現地で観ていると、
・フォームはきれい
・ルールも守れている
それでも、
スピードが伸びていない選手が
少なからずいました。
中には、スタート時点から
・体のセンターが傾いている
・姿勢が安定していない
ように見える選手もいました。
一方で、入賞した上位8位までの選手は、
・フォーム
・姿勢
・スピード
いずれも非常に安定していました。
終盤に表れる「体の中の崩れ」
さらに印象的だったのは、レース終盤です。
終盤になると、
上位に食い込んだ選手であっても、
膝の向きが外に流れる場面
が見られました。
フォーム自体は
大きく崩れていないように見えても、
体の中のバランスが少しずつ変化している。
疲労が出た時ほど、
軸や連動の状態は
正直に表れるのだと感じました。

差を生んでいるのは「フォーム」ではない
ここで強く感じたのは、
差を生んでいるのは、
フォームそのものではない
ということです。
競歩では、フォームはある程度そろいます。
それでも差が出るのは、
・体がきちんと前へ移動しているか
・体の重さを運べているか
・一歩一歩が次の一歩につながっているか
この部分です。
「歩幅を出す」より「体を運ぶ」
スピードが伸びにくい選手ほど、
・歩幅を大きくしようとする
・脚を前に出そうとする
意識が強いように見えました。
一方、上位の選手は、
・無理に歩幅を広げていない
・体全体が自然に前へ運ばれている
その結果として、
スピードが生まれていました。
つまり、
歩幅を「出す」のではなく、
体を「運ぶ」ことができているかどうか。
この違いが、
後半の失速を分けているように感じました。

これは競歩だけの話ではない
この違いは、競歩だけの話ではありません。
・走る
・投げる
・打つ
・跳ぶ
どんな競技でも、
フォームを整えることは大切ですが、
それだけでは、
パフォーマンスは上がりません。
体のバランス・軸・重さの使い方が
整って初めて、
フォームが力を発揮します。
まとめ
競歩のレースを通して改めて感じたのは、
・見た目が同じでも
・体の中の使い方はまったく違う
ということでした。
フォームを真似るだけでは届かない理由は、
体の「構造」と「使い方」にあります。
競技が違っても、
ここは共通だと強く感じた一日でした。

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ボディコントロールについては
佐野 雅俊(トレーニングスタジオはるかぜ代表)
社会人を経てプロ競技者と活動。競技レベル向上を目的に複数のトレーナーやコーチから指導を受ける中で、成績のムラや極端な好不調の波に悩み、スランプを経験する。動きを根本から見直すため独学で解剖学を学び、身体のバランスと動作メカニズムを徹底的に研究。調子や感覚に左右されず、自分で身体をコントロールするための体の軸運動方法にたどり着く。競技経験と検証を通して得た知見をもとに、「持てる力を最大限に発揮できるボディコントロール」を佐野美由紀と共に体系化。現在は、競技スポーツに本気で取り組むアスリートを対象に、成績の波や動きの再現性に悩む選手のサポートを行っている。
指導歴25年で体の軸運動指導人数のべ30,000人以上。JBDFプロダンスインストラクター。医療・介護現場での身体機能サポート実績もあり脳梗塞後遺症のリハビリ担当している。学生時代:陸上競技(3000m・3000m障害)

